M'sライフハック

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京大生にもやりたい仕事が見つけられないんだと知った時の話

 
数年前、現役の京都大学生だという男の子とお酒を飲む機会がありました。幸か不幸か僕は受験戦争とはあまり縁がない学生時代を歩んできて、日本のエリートと呼ばれるような人々とほとんど接する機会のない人生を送って来たため、京大生と話をすること自体、僕の人生においてかなりレアな時間でした。
 
数時間が経過し、彼がかなり酔っ払って来た頃、彼がふとこんなことをつぶやきました。
 
「もうすぐ就活なんですけど、やりたいことが何なのか分からないんですよね・・・」
 
その言葉は僕にとって意外なものでした。
 
京大生といったら受験戦争の絶対的強者であり超が付くほどの秀才、天才ばかり、みんな自分のやりたい高度な研究課題や知的好奇心を持っていて研究機関や有名企業に入ってそれをやりたいという明確な目的を持っている。またはそのキャリアを追求するため、官僚や世界のトップ企業を目指している。そんなふうに思っていたからです。
 
その当時、当の僕も会社員として働きながらも自分が本当にやりたいことは何なのだろうと考えていました。その探し方もよく分からず、そもそも探すものなのか、突然ふってくるようなものなか、見つかり方さえもわからないよくわからず、まったくそれが見つかる気配がない状況に、少し途方にくれていたような時でした。
 
そんな状況もあり、僕は彼にこう言いました。
 
「それってとても難しいことだからね。一生見つからない人もいるくらいだよ。まだ若いんだから焦る必要もないでしょ。一度社会に出てからでも遅くはないと思うよ。」
 
その時の僕の素直な気持ちと、少し社会を経験を積んで、いろいろな人を見てきた経験から出た言葉でした。
 
彼は少し気が楽になった様子でしたが、根本的にはその悩みは何も解決していません。
アドバイスをする当の僕がわかっていないんだから当然なのですが。
 
自分のやりたい仕事ってなんだろう?自分に合った仕事ってなんだろう?
という悩みを抱えている人はたくさんいると思います。
 
そんな自分をいい大人になって情けないと思っている人もいるかもしれませんが、
それって、この京大生の例のように学歴や能力に関係ない問題のようです。それに今でも思いますが、それは一生見つけられない人もいるくらい難しいこと。就職するまでに見つけないといけないと思われていますが、一生に一度見つかればラッキーぐらいのものなんだと思います。